[2024年更新版] 投げ釣り入門におすすめの竿3選!

 砂浜から30号のオモリを100m以上遠投してシロギスなどを釣る、そんな釣りが投げ釣りです。上級者にもなると200m以上の遠投をして釣る人も居ますが、そんな投げ釣りで最も重要な道具の一つが竿です。
 今回はこれから本格的な投げ釣りを始めてみたいという方のために、投げ釣りにはどんな竿が必要になるかを説明し、入門用におすすめの竿を紹介します。

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投げ釣り竿の選び方


投げ釣り竿の長さ

 投げ釣り用の竿は各メーカーから専用のものがリリースされています。一般的に、投げ釣り竿の標準的な長さは約4m前後で、中でも主流なのが4.05mのモデルです。初心者の方は、この標準的な4.05mの竿が適しています。ただし、体格が小さい方、女性、またはお子様などは、20cm短い3.85mやそれ以下のものを選んでも良いでしょう。逆に、20cm長い4.25mのモデルも存在しますが、初心者の方には扱いづらいことがあるためおすすめしません。

投げ釣り竿の硬さ(オモリ負荷)

 

 投げ釣りでは25号~35号程度のオモリを使用して遠投します。投げ竿には標準オモリ負荷という指標が表示されており、これはその竿に合ったオモリ負荷を示します。標準オモリ負荷が重いほど、竿は硬いとされます。投げ釣りでは、投げる際に竿を大きく曲げてその反発でオモリを飛ばします。一般的に柔らかい竿のほうが曲げやすく、初心者にとっては扱いやすい特性があります。一方で硬い竿は、しっかり曲げれば飛距離が伸びる傾向があります。

 一般的な体格の男性であれば、初心者の方には標準オモリ負荷30号の竿がお勧めです。最初は硬さに戸惑うかもしれませんが、この竿をしっかりと曲げられるようになれば、4色(100m ※1)を超える遠投が可能になります。体力に自信がない方や、体格の小さい女性の方などは27号もしくは25号の竿を選ぶことをおすすめします。

※1:投げ釣り用の道糸は25mごとに色分けされているため、1色=25mというのを距離の指標としてよく使います。4色=100m、6色=150mといった感じです。「何色で釣れましたか?」なんて会話もされたりします。

 

振り出しか並継ぎか


 投げ釣り用の竿には振り出し竿と並継ぎ竿の2つのタイプが存在します。振り出し竿は、中空の構造を利用して一本に収納できる特徴があり、その構造はマトリョーシカやラジカセのラジオのアンテナに似ています。一方で、並継ぎ竿は3ピースまたは4ピースに分かれており、使う際にこれらを継いで使用するタイプの竿です。



 振り出し竿は構造上の制約があるため、設計の自由度が低い傾向がありますが、並継ぎ竿は高い性能が期待できる反面、仕舞寸法や価格の点で振り出し竿に比べて劣ることがあります。

 初心者が使用する入門用の竿としては、価格のリーズナブルさから振り出し竿がおすすめです。振り出し竿でも入門に十分な性能を備えた竿が多く販売されており、まずは振り出し竿で投げ方を覚え、その竿の性能を引き出す練習をすることが重要です。

 今回紹介する竿は、性能を十分に引き出せば5色(125m)以上の遠投が可能です。そして、将来的に物足りなくなった場合は、より高性能かつ価格の高い並継ぎ竿に買い替えることを検討すると良いでしょう。



投げ釣り入門におすすめの竿3選

 投げ釣り入門におすすめの竿を3つ選びました。前述の通り、標準的な体格の方は標準オモリ負荷30号のものを、体格や体力に合わせて必要に応じて27号や25号を検討してください


 

 ダイワの投げ竿は標準オモリ負荷がそのまま表示されているのに対し、シマノの投げ竿はCX、DXなどとアルファベットの表記があります。以下に、それぞれのアルファベットと標準オモリ負荷の対応表を示します。


AX35号
BX33号
CX30号
DX27号
EX25号
FX23号
シマノのアルファベット表記と標準オモリ負荷の対応表

ダイワ プライムサーフT

 

 ダイワから発売されている本格投げ竿のエントリークラスで、特におすすめなのが「プライムサーフT」です。この竿は1万円前後で手に入る価格帯にもかかわらず、高いカーボン含有率を誇り、本格的な投げ釣りの醍醐味を存分に体感できるモデルとなっています。

 「プライムサーフT」は振り出し投げに求められる張りと粘り、機動性、携行性などを追求した、本格的な入門モデルです。その優れた性能と耐久性から、長い間使い続けることができる一本となるでしょう。投げ釣りをより深く楽しみたい初心者の方におすすめの竿と言えます。



シマノ ホリデースピン

 シマノの「ホリデースピンシリーズ」は、投げ釣りの入門モデルとして非常に人気があります。エントリークラスであるにもかかわらず、本格的な投げ釣りに挑戦するのに十分な反発力と軽さを兼ね備えています。このシリーズは携帯性にも優れており、力のない方でも振り抜きやすいショートモデルもラインナップされています。そのため、女性や子供にも扱いやすいモデルとして支持されています。



シマノ サーフリーダー

 「サーフリーダー」は、シマノの振り出し投げ竿の中ではミドルクラスに位置するモデルです。価格は2万円台とやや高めですが、キャスト時のネジレを抑制するハイパワーX機構や、ガイドをより強固にホールドするトータルガイドホールドシステムなどが搭載されています。これにより、エントリーモデルにはないワンランク上の性能を実現しています。投げ釣りに慣れてきて脱初心者し、本格的に取り組むようになっても十分に長く使えるモデルです。私も約9年前に購入した前モデルを、サブロッドとして未だに活用しています。






 以上、今回は投げ釣りにこれからチャレンジする方に向けて、入門に最適な竿の選び方とおすすめの竿を紹介しました。皆様も是非投げ釣りの世界に足を踏み込んでみましょう!また、中級者向けのタックル紹介の記事も書いているのでそちらも参考にしてください。


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