巻くだけ!Megabass マキッパは簡単万能なメタルジグ

 Megabassと言えば、かつてバス釣りに夢中になった少年たち(今の30代~40代)にとっては、POP-XやDOG-Xなどが当時憧れのレアルアーだったのではないでしょうか。私も自転車で1時間以上もかけて遠い釣具屋に行って、POP-Xを買うために早朝から並んだ思い出があります。



 そんなMegabassですが、現在ではバス釣りだけでなくソルトルアー向けのルアーやタックルも幅広く手掛けており、変わらぬその品質や見た目のカッコ良さ、そして何よりもよく釣れる性能を提供してくれています。


 今年2022年で35周年を迎え、PARADIGM SHIFTというコンセプトのもとを掲げており、新たな商品も続々と発表されています。




魚種限定解除 マキッパ

 ソルトルアーにも様々なルアーをラインナップしているMegabassの中で、今回紹介するのはキャスティングブレードジグのマキッパです。


 近年のショアジギングの流行により、キャスティングメタルジグはショアルアーゲームの定番アイテムになっています。しかし、通常のキャスティングメタルジグは狙いのレンジをキープしたり狙った通りのアクションを出すにはそれなりに熟練が必要になります。


 青物が大量に回遊していて、何を投げても巻いてくるだけで釣れるというような状況であれば、普通のメタルジグを投げて巻くだけで釣れる場合も有りますが、いつもそういう状況に出会えるわけではありません。


 中々釣れない状況の時には、自分のアクションが悪いのか、魚が居ないのか、どっちなんだいっ!という状態になり悩むこともルアーマンならよくあると思います。


 そんな状況のときに、アクションさせやすくレンジキープもしやすいため、「自分のアクションが間違っているかどうか?」という悩みを捨てさせてくれる、そんなおすすめのキャスティングジグがMegabassのマキッパです。







マキッパの特徴





 マキッパはリアフックのところにブレードが付いているブレードジグで、その名の通り投げて巻くだけで誰でも簡単に安定したスイミングアクションを出せるように、ボディバランスが設計されているところが特徴です。
 

 一見するとよくある、メタルジグにブレードがついているだけのルアーに見えますが、よくよくボディを眺めると、メタルジグには見えない、プラグルアーのように細かい設計が施されていることが分かります


 数々のヒットルアーを生み出してきたMegabassらしく、見た目からもボディの厚みや重心バランスなどがよく設計されているなという印象です。顔周りのデザインなどはメタルジグとは思えないほど細かく作りこまれているあたりにも、細部の造形にもこだわるMegabassらしさを感じます。


 アクションは基本的に投げて巻いてくるだけですが、安定したスイム姿勢と気持ちよく回るブレードによりどの水深レンジを狙っても簡単に安定したアピールをすることが出来ます。


「MAKIPPA」アクション動画(Megabass Channelより)



 ジグの重さは3g~40gまで幅広くラインナップされており、水深や対象魚によって重さを選ぶことが出来ます。


 「魚種限定解除」というフレーズで売っている通り、シーバスはもちろんのことヒラメ、マゴチなどのフラットフィッシュ、ブリ、サワラ、カンパチなど青物、アジやメバル、鯛など多種多様なターゲットを狙うことが出来ます。


 私は西湘サーフなどでのフラットフィッシュや青物狙いにマキッパをよく使いますが、その場合は20g~40gが扱いやすいです。30gを基本に浅い場所やスローに狙いたい時は20g、深場や飛距離が欲しいときは40gを使っています。


出典:MAKIPPA | Megabass-メガバス


 マキッパにはフロント(10g以上のみ)とリアのフックは付属しますが、ボディの下部にお任せアイが付いており、状況に合わせてフックを取り付けられるようになっています。

 フラットフィッシュなどの下からバイトしてくるような魚を狙う場合はダブルフックやトリプルフックをここに取り付けるとフッキング確率が上がると思います。底を引きたい場合などは根がかり防止の観点では外しておいたほうが無難です。


マキッパの使い方

 マキッパの使い方は、基本はその名の通り投げて巻くだけですが、巻くのにもいくつかのバリエーションをつけてやると、より使い方の幅が増えて釣果アップにもつながっていくと思います。



・スローリトリーブ

 ブレードがギリギリ回るくらいの速度でスローに巻いてやります。かなりゆっくり巻いてもブレードが回ってくれるため、魚の活性が低いときやフラットフィッシュを狙う場合に底付近をゆっくりと狙いたい場合などに適しています。

 根がかりのない場所では、底を引きずりながらゆっくり巻いてやるのも良いです。重めのウェイトでブレードが回るギリギリぐらいでズルズル引いてきてやると効果的です。


・ミディアムリトリーブ
 同じ泳層をトレースできるぐらいの中速で巻いてくるのが基本の使い方になります。魚の泳ぐレンジや場所が分からない場合に、パイロットルアー的に使う時にはミディアムリトリーブで探りながら釣るのが基本になります。

 着水後すぐに巻き始めれば表層付近をトレースできますし、ボトム着底後に巻き始めればボトム付近を巻いてくることが出来ます。


 中層を狙う場合はボトムまで落とさずに途中で巻き始めるか、ボトムまで落とした後にはじめ少し早く巻き上げて浮かせてからミディアムリトリーブでレンジキープさせるとよいです。


・ファストリトリーブ
 魚が積極的に捕食していて活性が高いときや、活性は高くなくてもリアクションで食わせたい時などに有効なのがファストリトリーブです。レンジキープできるギリギリのスピードで早巻きして来るのが基本ですが、浮き上がりながら超早巻きすることも時には有効です。


 マキッパは早巻きしても、大きく姿勢を崩すことなくしっかりと泳いでくれますので、アクションがとても安定しており使いやすいです。


 ナブラが起こっているような状況で表層付近で魚が捕食しているような場合は、トップウォーターのように表層を引いてくることでバイトを誘うこともできます。


 シイラが回遊しているときなど、中層を引いてくると追いかけては来るけどなかなかバイトしないという状況がよくあります。そのような状況の時に、表層を超高速リトリーブしてバシャバシャしてやったのちに一瞬止めるとバイトを誘発することがありますので試してみてください。






・ストップアンドゴー

 巻いて止めてを繰り返すストップアンドゴーは、タダ巻きではなかなかバイトまで持ち込めない状況で有効になります。早巻きで浮き上がらせながら、ストップしてフォールさせてを繰り返して、一定の泳層をキープしながらリアクションバイトを誘うことが出来ます。


 ボトム付近から上方を見ているフラットフィッシュの釣りにも有効です。ストップした後巻き始めたところでバイトしてくることが多いですので集中しましょう。

・ジャーク&フォール

 ジャークについてはマキッパはブレードが良く回る分しゃくったときの抵抗が大きくあまりおすすめできません。ジャーク&フォールなどでアピールしたい場合はブレードのないMETAL-X WAVINGRIDERを選ぶほうがいいアクションをしてくれますのでおすすめです。



 以上、今回は巻くだけで簡単にアクション出来る、Megabassのマキッパを紹介しました。Megabassらしい細かな造形と安定したアクションで確かな性能を持ったブレードジグですので、是非気になった方は使ってみてください。


 Megabassでは造形の美しい様々なソルトルアーがラインナップされていますので、公式オンラインショップも是非眺めてみてください。どれもいかにも釣れそうな見た目のルアーばかりで、見ているだけでワクワクすること間違いなしです!


 

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